「どうせ、乳歯は生え変わるからむし歯になってもいいかな。」「乳歯だから・・・。」と思っていませんか?乳歯には大切な役目がたくさんあります。
むし歯は食事のたびに作られる!?
食べ物のカスが残っていると、むし歯菌が糖分を分解して、ネバネバしたノリ状の物質を作り、歯の表面に張り付きます。これが歯垢(プラーク)です。歯垢はむし歯菌の大集団で、歯の表面を溶かす酸を作ります。酸が歯を溶かして、むし歯になります。また唾液や生活環境も影響しています。
●歯みがきを嫌がる子
●歯につきやすい食べ物(アメ・ハイチュウ・キャラメルなど)やダラダラ食べている子。
●甘い飲み物(乳酸飲料、清涼飲料など)、甘い食べ物が好きな子。
●咀嚼機能の低下 ●発音障害
●永久歯の形や歯並び、不正咬合になりやすい
●口の中の病気や感染症を招く恐れがあります
●悪習癖を招きます ●心の影響
●偏食、食欲不振から体の抵抗力を弱めます
おやつ=甘いものの考えはやめましょう。こどもにとってのおやつは、第4の食事の意味があります。3度の食事で補えないカロリーや栄養を補うための間食なのです。離乳食開始した時期を思い出してみてください。甘い、濃い味は、誰もが好きな味です。ただ、体の事を考慮すると、薄味、自然な甘みに慣れさせることも、大切な、食育なのです。味覚の発達は乳幼児期から敏感に反応してきます。
●糖度の高いもの(ケーキ、チョコレート)
●口の中に長時間入っているもの(アメ、ハイチュウ、キャラメル)
●歯と歯の間に挟まりやすいもの(クッキー、ビスケット)
●1回に食べる量は初めから決めましょう
●食べる時間を決めて、ダラダラ食いはやめましょう
●飲み物は出来るだけ糖分の少ないものにしましょう
●食べたら歯みがきをしっかりしましょう
乳歯はお母さんのお腹の中にいる時につくられていたのです。そのため、今すぐ、食べたものが丈夫な歯になるわけではありません。でも、永久歯は、お子様が誕生した時から作られます。そのため今から、歯の質を高める食生活を心がけましょう。
カルシウムを多く含む食べ物
チーズ、ゴマ、あさり、いわし、こんぶ、わかめ、桜海老、納豆、牛乳、小松菜
たんぱく質を多く含む食べ物
豚肉、牛肉、マグロ、さば、あじ、鮭、牛乳、チーズ、卵、大豆、豆腐、納豆
「早く、食べなさい」は噛む力の妨げになることもあります。 きちんと噛むことにより、あごの発達を促すだけでなく以下の効果があります。
●食べ物の消化を助けます
●唾液の分泌が良くなる
●脳の働きを良くする
●食べ物の美味しさを学びます
●食べすぎを抑えたり、イライラの解消することもあります
天然甘味料(代用糖)とは、白樺の木や、とうもろこしなどから摂取した甘味料の事です。砂糖よりも歯に良いのですが、与えすぎはダメです。きちんと食べた後のケアーが大切です。キシリトールは、むし歯菌の活動を弱め減少させる作用があり、酸(歯を溶かす作用)が作られるのを抑える作用があります。
キシリトールを含む食べ物
イチゴ、プラム、などの果物、レタス、カリフラワーなどの野菜
●チーズ、小魚、ヨーグルト
●サツマイモ、バナナ、りんごなどの果物、野菜
●イチゴ
●クラッカー、おせんべい
●ゼリー、プリン
●アイスクリーム、クッキー、ビスケット、ケーキ
●アメ、キャラメル(ハイチュウ)、乳酸飲料や清涼飲料水